ハンガーパイプにネジ用打ち込みナットを簡単に入れる方法

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工具揃えて日曜大工を地道にやってるDIY男子のアズマです。今更ですが、DIYの意味はDo It Yourself(自分でやろう)です。今、DIY人気ありますよね。自分で棚づくりをしている人たちのサイトやブログもかなりたくさんありますし、DIYでわからないことがあればネット検索で大抵のことは答えが見つかるはずです。いい時代になりました。

しかし、今私が製作中のものでどうしてもある工程だけうまくいかず、且つ、これといった解決方法がネット上にも無かったものがあるので、そのネタからスタートさせていただきたいと思います。早速今私がどんなものを作っている最中なのか、簡単なイラストで紹介しますね。

ハンガー機能付き木棚ラック

上2段が木棚、一番下がハンガーパイプ

このハンガーパイプの部分でいきなりつまづいてます。一番最初の写真のパーツがハンガー部分のパーツ一式。今回は全てロイヤルというメーカーの商品で統一、ハンガーパイプに打込みナット、エンドパーツのキャップとそしてハンガーブラケット2種類。このハンガーパイプの片側をネジでとめられるようにする為にナットを打ち込んでやる必要があります(下写真)。ちなみに、ロイヤルというメーカーは上イラストでも描かれているとおり、チャンネルサポートという金属柱を2本壁に固定し、そこにブラケットと呼ばれる金具で好きな高さの棚を作れるというDIY御用達のメーカーです。

ハンガーパイプと打ち込みナット

パイプにナットを打ち込んでやる必要があるのですが、、、

説明書によると
「丸パイプの穴部分に打込みナットを挿入、固定します。」と書かれており、さらに「打込みナットをたたいて入れる際は『当て木』等をして下さい。」とも書かれています。木槌を持っている人はそのまま叩いてOKですが、金槌(かなづち)しか持っていない私は当て木をしつつ叩いてやりました。がしかし、これがなかなか入らない!挙げ句の果てにはナットが半分くらいまで入ったところでびくともしなくなりました。

丸パイプにナット打込み

ここまで入ってびくともしなくなる

もっと力入れて叩かないと入らないわけ?ハードル高すぎじゃない?なんて思いつつインターネットで打込みのコツを検索したりもしましたが全く答えがありません。皆さんなんの苦労もなく打込めているのでしょうか?(大変と書かれている方はいましたが)そのまま解決策が見つからないまま数日間放置しておりました、、、がしかし、つい先日、仕事でお付き合いのあるプロの内装職人さんに思い切って解決策がないか尋ねてみたところ、こんな回答が返ってきました。

「クレ556などで滑りをよくして叩けばいい」

KURE 5-56!!なるほど!なぜ思いつかなかったのか!自転車のチェーンやドアや窓の滑りよくする定番中の定番のアレです!もうこの答え聞いた瞬間、いける!って確信しましたね。

クレ556

クレ556、うちにもありました!困った時に役立つ優れもの

早速家に返って試しましたよ。ネジまわりにちょっとだけスプレーしてあげて、ご近所の迷惑にならないように雑巾かぶせて金槌でエイッ!1mm程度入った!いける!連続してカンカン叩きます。最後の方は行き過ぎないように丁寧に。はい、できあがり。

ハンガーパイプと打込みナット

ナットとパイプがピッタリになるように丁寧に叩く

感動です。クレ556さまさまです。教えていただいた職人さん、さすがです。この打込みナットをハンガーパイプ(丸パイプ)に打込んで入れる作業というのは決してDIYのハンガーラック制作のみならず、キャンプでのパイプ同士の接続などでもやられているようなので、この解決方法知っておいて損は無いと思います。キャンプ時にクレ556が無い場合、料理で使うサラダ油などでも代用できるかもしれませんね。

これでハンガー部分は完成が近づきました。次は木棚の設置です。木材選びについて次回は書いてみたいと思います。それではまた。