日本の切手デザインを知る(2018年版 1円から50円)

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仕事で請求書や書類を送る時以外はあまり使うことがない切手。期間限定や季節ごとに販売される『特別記念切手』は見ているだけでも面白いのですが、記念切手ではなく普段から販売されている『普通切手』も日本ならではのデザインが施されておりとても素敵なのです。普段は注目されることのない普通切手、今回はその中から50円以下の少額切手を紹介いたします。

切手デザイン(1円,2円,3円,5円,10円,20円,30円,50円)

まず思うのは色合いの優しさ。1円だけは別物として、残りの7枚は全て日本に生息する動物たちです。(1円もある意味では日本に生息していた動物と言えますが・・・)上段が1円単位、下段が10円単位です。4円と40円がそれぞれ用意されていないのは、やはり縁起の悪い数字ということだからなのでしょうか。しかし、かつては4円、40円切手のどちらも存在していました。アラフォーの私は、学生の頃かなりの試写会&懸賞生活を送っていたのですが、その当時はハガキが40円だったのを今でも覚えています。応募用紙に貼るための40円切手をシートで購入しておりました。確かデザインはチョウチョだったような。。。でも、今と比べると22円も値上げされたことになりますよね。今後、ハガキの料金が100円を超える日もいつかやってくるのでしょうか。おーこわっ。

余談はさておき、1円から50円までの切手をもう少し掘り下げてみましょうか。

1円切手(前島密 まえじま ひそか)

1円切手(前島密 まえじま ひそか)

1円切手、これはなんとなく見たことがある方も多いと思いますが、この人物が何者なのかまでわかるという人はあまりいないでしょう。名前は『前島密 まえじま ひそか』。まったくピンときません。

前島密は、官僚・政治家で近代郵便制度の創設者の一人なんだそうです。わかりやすい功績でいうと、「郵便」「切手」「葉書」という言葉自体を作ったことがあげられます。へえ。『郵便制度の父』とも呼ばれていたそうです。へえへえ。

2円切手(エゾユキウサギ)

2円切手(エゾユキウサギ)

エゾなだけに北海道に生息するユキウサギの一種。なにがおしゃれかって、エゾユキウサギの背景が非常に繊細な色合いの紫だという点。他の切手デザインにも言えることですが、切手で使われている色はとても繊細な色が多く、小さなキャンバスに本当にいい仕事をするなと関心するばかりです。

3円切手(シマリス)

3円切手(シマリス)

かわいい。リスって子供に非常に好かれる動物ですが、実物ってほとんど見たことないかも。それにしてもこれはまさに『キラキラ☆プリキュアアラモード』のキュアカスタードじゃないですか!?

5円切手(ニホンザル)

5円切手(ニホンザル)

真っ先にイメージしたのは日光の猿。過去に日光の宿で、窓の外から猿がお菓子を狙っていたことを思い出しました。見た目はかわいいですけど危ないので近寄らないようにしてくださいね。

10円切手(トキ)

10円切手(トキ)

Nipponiaという名前ですが日本代表の鳥というわけではないらしく(私もそんなイメージ持っていましたけど)、新潟県の鳥とのこと。この優しい桃色はとても日本ぽいですね。

20円切手(ニホンジカ)

20円切手(ニホンジカ)

シカトするの語源が、花札の「十月の鹿」(鹿十 シカトウ)からきているって知ってましたか?それにしても立派なツノだこと。

30円切手(キタキツネ)

30円切手(キタキツネ)

キタキツネも北海道に生息する動物。キツネはコンコンなくと言いますが本当にコンコンなくのでしょうか。とりあえず言っておきましょう「コンコンコンフィグ」!

50円切手(ニホンカモシカ)

50円切手(ニホンカモシカ)

天然記念物。なかなか動物のチョイスが地味めですが、もしこれがアメリカならば、50円はバイソンかバッファローでしょうね。なんとなくそう思います。

そんな感じで1円から50円まで簡単に紹介してきましたが、「◯◯円切手」でちょちょっとネット検索すれば、なんとなく見覚えのある昔懐かしの切手デザインがたくさん見つかります。新しいものだけでなく、昔の切手デザインも気になりますねぇ。切手コレクターの第一歩はこういうところから始まるのかもしれません。今後も素敵な切手を見つけたら紹介しますね。それではまた。